グルメブログ 日本酒編 青森

植田仁です。
一人旅で日本全国を旅しました。
私のテーマは「地産地消」。
植田仁の日本を知る〜熱血一人旅ブログ〜では、各地の風土や文化に根差した食を堪能し、
その土地ならではの魅力を探る旅の記録をお届けします。
地元で愛される郷土料理を味わい、造り手の想いが詰まった地酒や地ビールを楽しむことで、
地域の個性を深く感じ取ることができるのです。
素敵な風景や出会った人々とのエピソードも交え、旅先の空気を皆さんに伝えられたら嬉しいです。
さあ、日本の味と文化を巡る旅へ一緒に出かけましょう!
今回は青森県の日本酒をご紹介します。
銘酒揃いの青森県。美味しかった3つをご紹介
田酒(でんしゅ)西田酒造店
創業:1878年(明治11年)
特徴:「田の酒」と書く通り、“米の旨さ”を純粋に表現することを追求している蔵元。
全国的な人気により、入手が困難な“プレミア酒”としても知られる。
・米の旨味を活かした、どっしりとした味わい
→ しっかりとしたコクと、口当たりの柔らかさが両立しており、飲みごたえがありながらも後味はすっきり。
・雑味のないクリアな純米酒
→ 一般的な日本酒より“甘み”と“香り”が控えめで、料理と合わせやすい。特に和食や郷土料理との相性が抜群。
・食中酒として秀逸
→ 派手な香りではなく、口に含むほどに広がる米本来の風味が特徴。冷でも燗でも楽しめる“万能型”。
豊盃(ほうはい)三浦酒造株式会社(みうらしゅぞう)
創業:昭和初期(創業年は1939年とも)
特徴:少人数・手造りにこだわる“家族経営の小さな酒蔵”。
年間生産量は少なめながら、品質の高さと職人の丁寧な仕事で日本酒ファンの間では根強い人気。
地元・青森県産の酒米を重視し、特に「豊盃米」という独自品種を使った酒づくりが代名詞。
・“芳醇旨口”タイプの食中酒
→ まろやかな甘みと柔らかい酸味、旨味のバランスが非常に良く、飲み飽きしない味わい。
・やわらかく上品な香り
→ 派手すぎない穏やかな吟醸香で、料理の風味を引き立てるスタイル。特に青森の魚介系郷土料理と好相性。
・バリエーションの広さ
→ 特別純米から大吟醸、限定生酒や熟成酒まで幅広く、銘柄ごとに味わいが大きく異なるのも魅力。通な酒好きほどハマりやすい。
八仙(はっせん)八戸酒造株式会社(はちのへしゅぞう)
創業:1775年(安永4年)
特徴:青森県八戸市で200年以上続く老舗酒蔵。現在は8代目が杜氏として“改革”を進行中。
伝統を守りながらも、華やかな香りと味の「モダンな日本酒」に挑戦するスタイル。
・フルーティーで華やかな香り
→ 青リンゴや洋梨、白桃のような香りを持つ酒が多く、口に含んだ瞬間に「甘やかでジューシー」な印象を受ける。
・飲みやすさと旨味のバランス
→ 甘すぎず、爽やかな酸味が全体を引き締めており、女性や日本酒ビギナーからも人気。
・シリーズごとに味の幅が広い
→ 「赤ラベル」はフレッシュで果実感があり、「黒ラベル」はやや落ち着いた旨味系、「ISARIBI(イサリビ)」は魚料理にぴったりな辛口タイプなど、シーンや料理に合わせた楽しみ方ができる。