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旅ブログ 金沢 観光編

植田仁です。
一人旅で日本全国を旅しました。
私のテーマは「地産地消」。
植田仁の日本を知る〜熱血一人旅ブログ〜では、各地の風土や文化に根差した食を堪能し、
その土地ならではの魅力を探る旅の記録をお届けします。
地元で愛される郷土料理を味わい、造り手の想いが詰まった地酒や地ビールを楽しむことで、
地域の個性を深く感じ取ることができるのです。
素敵な風景や出会った人々とのエピソードも交え、旅先の空気を皆さんに伝えられたら嬉しいです。
さあ、日本の味と文化を巡る旅へ一緒に出かけましょう!

今回は金沢の旅をご紹介します。

兼六園|日本三名園に数えられる、四季折々の雅な庭園

石川県金沢市に位置する兼六園は、水戸の偕楽園、岡山の後楽園と並び称される日本三名園のひとつ。
江戸時代に加賀藩によって築かれた大名庭園で、広大な敷地には池、築山、茶屋などが巧みに配置され、四季折々の風情を楽しむことができます。
特に有名なのは、霞ヶ池に浮かぶ「ことじ灯籠」と、冬に見られる「雪吊り」。
雪の重みから木々を守るための雪吊りは、冬の兼六園を象徴する美しい風物詩となっています。
春の桜、夏の青もみじ、秋の紅葉、冬の雪景色と、一年を通じて訪れるたびに違った表情を見せてくれます。

また、庭園内には趣ある茶室や、静かに水をたたえる曲水など、細部にまで洗練された美意識が息づいています。
金沢を訪れるなら、ぜひゆっくりと時間をかけて巡りたい、歴史と自然が織りなす雅な空間です。

金沢21世紀美術館|アートと日常が溶け合う、世界的に注目される空間

石川県金沢市にある金沢21世紀美術館は、現代アートを身近に体感できる新しいスタイルの美術館として、2004年にオープンしました。
建物は世界的建築家ユニットSANAA(妹島和世+西沢立衛)が設計。
ガラス張りの円形建築は「まちに開かれた公園のような美術館」をコンセプトに、誰もが気軽に立ち寄れる空間を実現しています。

館内には、レアンドロ・エルリッヒ作「スイミング・プール」など、見る者を驚かせ、参加させるインタラクティブな作品が多数展示。
アートが生活の一部に溶け込む感覚を味わえるのが大きな魅力です。
子どもから大人まで楽しめる開放的な雰囲気と、訪れるたびに新たな発見がある展示内容で、国内外の観光客に愛され続けています。
金沢を訪れるなら、必ず立ち寄りたいスポットの一つです。

金沢東通り|歴史とモダンが交差する、美しき茶屋街

金沢市の東山地区に位置する金沢東通り(東山・東茶屋街周辺)は、江戸時代の風情を色濃く残す情緒豊かなエリアです。
格式高い茶屋建築が立ち並び、かつて芸妓たちが華やかに活躍していた街並みが、今も美しく保存されています。
重要伝統的建造物群保存地区にも指定され、石畳の路地を歩くだけで、まるで時代を超えたかのような感覚に包まれます。
現在の東通り周辺は、伝統的な茶屋に加え、モダンなカフェやセレクトショップ、金箔工芸の体験施設なども点在。
和と現代が調和する洗練された空気が漂います。
金沢らしい町家カフェで一息ついたり、加賀友禅や金沢漆器など地元の伝統工芸品に触れることもでき、散策するだけで“金沢文化”を肌で感じることができます。

特に夕暮れ時、柔らかな灯りがともる東通りは、格別の美しさ。
金沢を訪れたなら、ゆっくり時間をかけて歩きたい、心に残る歴史街道です。